長かった自粛・休校期間が終わり、3カ月ぶりに小学校が始まりました。みなさんの地域はどのような日課でしょうか?
新学期を迎える子供はたくさんのドキドキを抱えています。
- 友達できるかな?
- 勉強は難しいかな?
- 先生はどんな人かな?
それに加えて今年は
- コロナが怖い
- 仲がいい子と登校時間が分かれてしまった
- 新しいお友達が作りたいけれどおしゃべり禁止
こんな不安を感じている子供も多いはず。
たくさんの不安を抱えて「学校に行きたくない‥」と言っている子供に対して、私たちはどのように声をかけてあげればいいのでしょうか?
子供の不安の原因がわからないままでもいい
大人の場合は、モヤモヤの原因を書き出して1つずつ対策を練るというやり方が効果的です。
不安だな~と漠然と考えるのではなく、不安の原因を明確にして1つずつに向き合うのです。
しかし子供の場合はあまりおすすめしません。
子供の脳は純粋なので、不安を書き出すことで言霊となって頭にこびりついてしまうからです。
「不安に思っていることを全部言ってみて」なんて声をかけると、「あれとこれと‥あっ!そういえばこんなのもあった!」なんて雪崩のように不安が押し寄せてくることもあります。
友達できるかな・学校が楽しいかな・勉強むずかしいかなど漠然としたドキドキに関しては、あまり考えすぎないようにしたいものです。
不安を数えるのではなく、楽しみやワクワクでいっぱいにしてあげましょう。
学校が楽しみになる親からの声かけ
先ほども書いたように、子どもの脳は純粋です。
良くも悪くも、浴びた言葉はそのまま蓄積されていきます。
例えば
- 遅刻したら困るから朝早く起きてよ
- 車に引かれないようにね
- お友達とケンカしないでよ
このような声かけは、子供の中に不安要素として溜まってしまいます。
色々言いたくなる気持ちをグッとおさえて、前向きな表現で声をかけてあげましょう。
- 明日元気モリモリで学校に行けるように早く寝ようか
- 上手に歩いていけるかな~
- どんなお友達がいるか楽しみだね
内容は子供の性格に合わせてあげてくださいね。
ポジティブな言葉を浴びせたからと言って、子供のドキドキが全てなくなるわけではありません。
緊張自体は、子供の成長に良い刺激にもなります。
緊張してる子供に対しては、感情を否定するのではなく「ドキドキするね~楽しみだね~♪」と気持ちを認めたうえで前向きなイメージを添えてあげましょう。
明確な理由で学校に行きたくない場合は無理をさせない
明確な理由があって学校を嫌がっている場合は、無理に登校させる必要はないと思います。
いじめや先生とのトラブルなどです。
何となく憂鬱~という子供に対しては、前向きな声かけはプラスに働きます。
しかし何かに苦しんでいる子供にとって“励まし”と”学校に行かなければならないプレッシャー”は耐えがたいもの。
どうすれば苦しみの原因を取りのぞけるか、親子でしっかり問題と向き合いましょう。
今までにない新学期となった2020年。
多かれ少なかれ、不安な気持ちがあるのはのはみんな一緒です。
現状を悲観するのではなく、私たちがやれることをやっていきましょう。
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